女装の理由
飲み会に参加して終電で帰るなんて、もう何年ぶりになるかなと思う。少しずつこうやって、以前の日常みたいなものも戻ってきているのだなあ。気を抜いてはいけないと思うけど、ありがたいことだなと、受け取っておこう。
そんな久しぶり感とワクワク感も手伝ってか、今日はちょっとオシャレしていこうなんていう気持ちにもなった。こういう気持ちになるというのも、嬉しいことだ。先の見えないステイホーム中にトキメキを探すというのも、それはそれで尊いことだけれど。
直接人と触れ合って、食卓を囲みながら「美味しいねえ」と言って焼き鳥を食べて、温度感のある交流ができるというのは、純粋な嬉しさと、幸せがあるのだと今日再確認ができたことだ。
そうそう、それでオシャレの話だった。今日は妻にメイクをしてもらい、ウィッグを被ってフワフワっとした服装で出掛けた。そうしていると、なんで女装するんですか?なんて、聞かれたりもする。まあ、自分の中で、これがこうなって、こういう理由で女装を始めたんですよ的なストーリーはあったりするのだけれど、まあまあそこは置いておこう。
ここのところ、大好きな坂道アイドルから、日々パワーをもらっている。最初は欅坂。乃木坂、そして日向坂。彼女たちの歌や、笑顔や、冠番組で見せるおバカなキャラや、仲間との絆。等々。それぞれの存在が輝いていて、見ている人に大きな力を与えている。
推しのいる生活だったら、少々の苦難は耐えられる。そうかもしれないねえ。推しがいることで、モノトーンだった日常に彩りが生まれる。そんな存在を、尊敬もしているし、興味関心もあるし、何よりも憧れているのかなあ。僕が女装をするのは、アイドルに憧れているから。
なのかもしれませんね。