アイデンティティ水野の【ジブんデザいん】Blog〜人生のデザインの仕方

Life can be designed. 人生をデザインしようぜ!どうしようもなく生きづらい自分を、どうにかしようともがいていく中で見つけた、自分の人生を自分でデザインする方法論、とかとか。

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いつも振り返りながら自分の存在を確かめているような人間が、なーんか気になってしまう歌

なんというか、こう、マメにブログを書いて、自分の気持ち?考えてること?とかを残しておこうかな、という気分になることがたまにあって。まあ、今までの経験だと、この気持ちはそう長続きしないのであって、すぐに飽きてしまうんだけど、寄せるさざ波のように、またしばらくするとやってくるのです。

 

ここ最近、頭の中でよく流れている音楽があって。その歌が、そのものすごく僕の心を捉えて離しはしねぇのですが、これを正しく伝えられる言葉を僕は持っていません。「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」というのがその歌の題で、ここに登場する主人公に僕はシンパシーを感じるのです。きっと。

 

好きだ、という気持ちに自信がなくなってしまうとか。自分は、自分のことを偽っているんじゃないかとか。心に刺さったほんの些細なトゲを、放置したままにしておくことができないとか。なんでしょうね、いつも振り返りながら、自分の存在を確かめているような姿勢。そういうところが気になるのかなあ。

 

結局、この歌の主人公であるところの(おそらく)少年は、一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せないことと向き合って、とある自分自身の本質に気づくわけですが。そのことが別に現実を変えるわけでもなく、何かしらの生産性のある活動だとは一見思えません。にも関わらず、その作業をとても素晴らしいことのように、僕は感じてしまうのです。

 

一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを全然思い出せないのはホントはそんな好きじゃないんだ

 

この曲を歌うのは、日向坂46の3期生、上村ひなのさん。可愛らしいルックスからはとんと想像できない、小刀のように鋭い切先に少々の毒が塗られたような非常に中毒性の高い歌声。才能っていうのは、こういう事を言うんだろう、うん。なんて、一人で妙に納得してしまったのです。

 

歌声が、稲妻のように駆け抜けていきます。