「悩み」を独り占めしちゃいけない。自分だけが辛いんじゃないんだ。
10万円には10万円の悩みが
100万円には100万円の悩みが
1億円には1億円の悩みがある。
昨日はオカビズで会議があって、その後、稲波のおじさんがちょっと疲れた顔で言ってました。僕は、ほんとそうだよなーって思いました。
20年前。高校生の僕は、対人関係がダメで、勉強も大嫌いで。基本「逃げ」の姿勢で、将来への希望もなく悶々とした日々を送っていました。具体的に何を悩んでいたとか、思い出せないけれど、それこそ悩みの真っ只中を生きていたように思います。
10年前の僕は、バイトをしながら音楽活動をしている夢見がちな時期でした。今思えば幸せで、お気楽な悩みだって思うけど、どうやったらライブに人が来てくれるかとか、自分の目指す音楽のかたちってなんだろうとか、そんなことを考えていました。
5年前。30歳の僕は、Web制作の仕事をしていて、自分の方向性に迷っている時期でした。マークアップエンジニアの仕事はそれなりに上手にはできたけど、何か違和感がある。自分の場所はここじゃない気がしていました。
そして今は、昨年末にパーッと視界が開けて、その勢いで独立して、順風満帆の幸せな日々が待っているかとおもいきや、それはそれでままならないことも多々あるんだってことに、ようやく気付きました。
どんな人にも、大なり小なり悩みがあるもんだー。
これ、つらい時ほど、自分だけ悩んでるって思ってしまう自分への戒めでもあります。経験あるからなんとなくわかるんですが、自分が辛い時って、自分だけが辛いんだと思い込んでしまう。周りのみんなは自分よりもハッピーでって、悲劇のヒロイン状態に陥ってしまうんですね。
どのステージに行っても、階段を一つ登ると、新しい景色が見えて、その景色にはいい面もあれば、また違った試練を運んできたりもします。悩みに「質の良し悪し」があるのかはわからないけれど、新しい世界の新しい悩みなら、成長している証拠だから、歓迎すべきものなのかもしれませんね。
どこまでいっても、悩みってなくならないのなら、今を楽しんだもん勝ち。なんだけど、今を楽しむために必要な悩みだってあったりするもの。ねー。