36歳、わたくしミズノケイスケ本当の決意。
今、僕はここに立って、
皆さんの前で話をしています。
僕が、なぜ、この講座に参加したかというと、
理由はいろいろあるのですが・・
たぶん、シンプルに言うと、
幸せになりたかったから、だと思います。
だから、僕が今ここで話をしているのも、
幸せになるため、・・なんだと思います。
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僕は、小さい頃からなんでも要領よくこなせる子どもでした。
特に勉強をしなくても、成績はだいたい中の上くらい。
小学校、中学校、高校、大学と、
特に苦労することなく進んでいきました。
・・でも、
そこには自分の意志で選んだという感覚はありませんでした。
それから、大学を辞め、バンドをはじめ、
バンドもやめて就職をする。
ここでも自分の意思はなく、
なんとなく、流されるように生きてきました。
・・僕になかったものは、
自分の意思で自分の道を選びとること、
そして、
自分が本当にやりたいことに真剣に向き合う熱意、
このふたつだったのだと、思います。
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前職のホームページ制作の仕事では、
努力し、技術を身につけ、僕が担当したホームページで、
成果を出すことができました。
でも、結果がでて、お客さんに感謝してもらっても、全然うれしくない。
不思議なことに、「ありがとう」と言われてもうれしくないんです。
僕は、なんでだろう?と、考えました。
たぶん、
仕事を選んだ時に、自分の意志で決めなかったから、流されて選んだから。
そんな気持ちが僕の中にあったからじゃないか、と思いました。
そんな自分が嫌で、嫌で、自分を変えたくて、
僕は会社を辞めて、独立しました。
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この5ヶ月間の講座で、皆さんと一緒に自分と向き合い、
それで、わかったことがあります。
・・本当に僕がやりたいこと。
それは、誰かの「問い」でありたいということです。
なんでだろう?なんでだろう?と、
人生の意味って?なんのために僕は生きているの?
幸せになるにはどうしたらいいの?と、
僕が子どもの頃から、ずっとやってきたことだと気づきました。
僕の存在、言葉、投げかける「問い」が、
誰か既成概念を壊し、良い方向に変えるきっかけになれたら。
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それと、僕がもっとも力を発揮できる場所も見つかりました。
ひとことで言えば、それは、
「答えのない世界で、概念を組み立てること」です。
小さいころ、折り紙を几帳面に組み立てて多面体をつくった思い出、
頭の中で空想の物語をつくりあげて再生していた記憶。
僕は、概念的なものを美しく整ったかたちに組み立てることに、
心が惹かれるのだと気づきました。
概念的なものの最たるもの、それは言葉です。
僕は、誰かの人生を変えるような、
強い力をもった言葉を創り出したい。
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これからは、僕は自分の本当にやりたいことをやっていきます。
ひとつは、
誰かの人生の意味を探す、自分探しのサポートです。
その人が、自分の道に自身が持てるような、
力強い道しるべになるような言葉を見つけてあげたい。
もうひとつは、
会社の存在理由を言葉にする、経営理念づくりのサポートです。
複数のいろいろな立場の人が、ひとつの言葉によって一丸となれる、
会社の真ん中にすっと立つ旗のような言葉を創りたい。
僕が目指す理想の未来は、
僕が、自分の能力をフルに発揮して、誰かの心の充実に貢献している、
そんな存在になることです。
ありがとうございました。
※2015年12月23日才能心理学ファシリテーター養成講座「才能プレゼンテーション」を元に、加筆を加えた。