「手段」は目的と状況を考えて選ばなきゃダメでしょ!人材配置でも同じ!「方法の原理」の話
言葉をつくる人。まだ言葉になっていないものを言葉にする、「ことばデザイナー」ミズノケイスケ(@akanerob)です♪(´ε` )
突然ですが、こんな当たり前のことを言ってみたくなりました。
道具は目的に応じて選ぶ!クギならトンカチ、ネジならドライバー!
非常に当たり前の話ですが、僕は本気です(笑)
でもこれって、状況をずらして考えてみると、できていないことってあるんです。つまり、ネジをトンカチでガンガン叩いちゃっているというような(笑)
僕が行なっているウェブコンサルティングの現場でも、ウェブサービスの選び方が状況と目的に合っていないことがよく見受けられます。
例えば、ホームページの代わりにFacebookページを使っている場合。Facebookページは情報の一覧性が低く、投稿それぞれが検索に引っかりにくいため、ホームページの代わりには使いづらいです。
これって、道具のミスマッチです。
たまたま見つけた画像ですが、トンカチに周りに「クギ」と「ネジ」が散らばっているのが面白いです。ネジをトンカチで叩いちゃダメですね。
方法の有効性は(1)状況(2)目的に応じて決まる。
なぜこんなことを思いついたかというと、Facebookでこんな投稿を見かけて、思い出したんです。
「「状況」と「目的」このふたつを見定めることで「方法」の有効性が決まってくる」という西條剛央さんの教えの万能ぶりに、ずっと助けられ続けている。極端な話、初めてきくような話でも、少なくとも「その方法は、目的と状況に合ってるか」という観点できいていくと、相談にのれちゃうのよ。よく、自分で自分にも相談してる。
Posted by Makiko Hoshina Shinoda on 2016年2月8日
西條剛央さんという方が研究されている「方法の原理」という考え方が、クギとネジの話にまんま当てはまります。
「方法の原理」によれば、方法の有効性は(1)状況(2)目的に応じて決まる。
興味ある方は、以下も読まれるといいかと思います!
ほぼ日刊イトイ新聞 - 西條剛央さんの、すんごいアイディア。
こちらは、僕が書いた西條剛央さんの本の紹介です。
組織における人材配置でも同じことが言える
さて、少し話は変わって、少し話を飛躍させてみます。
「手段は目的と状況を考えて選ぶ」は、組織における人材の配置にも言えるんじゃないかと思うんです。
Aさんに営業をまかせる。Bさんに経理を任せる。Cさんに企画をまかせる。その時に、Aさんに営業の機能はあるのか?Bさんに経理の機能がなければ、ミスマッチになり生産性が悪くなるんじゃないか?こう考えることが大事です。
乱暴な言い方ですが、組織において人は何かを達成するための道具に置き換えられます。つまり、ネジを回すにはドライバーの機能を持った人を配置し、クギを打つにはトンカチの機能をもった人を配置する。
と、こうった考え方がセオリーでしょう。
たぶん、世の中を見渡してみると、人材=道具のミスマッチが起きているんじゃないかと思います。このあたり、ストレングスファインダーなんかを勉強していると強く実感します。
トンカチは、ひと目でクギを打てそうだ!というかたちをしていますが、人の特徴って見えづらいものですからねー。