アイデンティティ水野の【ジブんデザいん】Blog〜人生のデザインの仕方

Life can be designed. 人生をデザインしようぜ!どうしようもなく生きづらい自分を、どうにかしようともがいていく中で見つけた、自分の人生を自分でデザインする方法論、とかとか。

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2歳児の価値観形成はめちゃくちゃ繊細じゃないかという話。

ウチの2歳の娘を観察していて、2歳児の子どもの価値観形成は、めちゃくちゃ繊細ではないかと感じた出来事があるので、書いてみます。

(詳しくは、もう一つのブログに書きましたが、)以前から増量ダイエットをはじめて、シェイクの好転反応で顔が腫れて、病院に行きました。それで、ビタミン補給の錠剤をふたつ飲むようになったのですが、いつの頃からか「パパちゃんに、おくすりのませてあげる〜」てなことを娘に言われて、飲ませてもらっていたんですね。

具体的にはこんな感じです。

娘に手のひらを上向に広げてもらって、パパちゃんが錠剤を娘の手のひらにのせる。娘は、もう片方の手で錠剤をつかみ(大抵、ここで何度か落とすw)、パパの口の中に放り込む。錠剤はふたつあるので、もう一つも、放り込む。パパちゃんがいつも飲んでいるペットボトルの水のキャップを娘が開けてくれて、パパちゃんは水で錠剤を流し込む。パパちゃんは娘に「ありがとうね〜〜」と頭をなで、娘は満足そう。と、こういった具合です。

しかし、あるとき事件が起き、それ以来、娘はパパちゃんに薬を飲ませることをやめてしまったのです。

それは、こんな事件でした。

いつものように、錠剤をつかんで、パパちゃんの口の中に放り込もうとしたとき、パパちゃんのだえきが娘の指についてしまったのです。

そのときパパちゃんは、深くは考えずに「あら、パパちゃんのよだれがついちゃったね〜」といって、娘の指についただえきを拭き取りました。おそらく、そこからです。娘がパパちゃんに薬を飲ませることをやめてしまったのは!

それで、僕は思ったんです。あのとき、ちょっとだえきがついてしまったとき、「汚いもの」が、ついて「しまった」と、娘に対して、ネガティブな表現および感情でもって、伝えてしまったのではないかと。そして、繊細なセンサーをもつ娘は、パパちゃんに薬を飲ませると、「汚いよだれ」が、ついて「しまう」ということを、覚えてしまったのではないかと。

毎回、競うように薬を飲ませてくれようとしていたのが、あの事件をきっかけにぱったりしなくなったんです。それで、子どもの価値観形成はめちゃくちゃ繊細じゃないかと思ったのでした。

こんなようなことは、日々の生活の中で、他にも感じたことがあります。

子どもは、親のふとした言動や行動を敏感に察知して、その感覚を元に価値観を形成しているんじゃないかと思うと、日々、娘と向き合うときに、ピリッとした緊張感が生まれます。

蚊を逃してしまったとき「あ、もうっ」と言ったら、蚊は何としても叩くべきものだという価値観を生む。 「悪い子は警察に連れてかれちゃうよ」と言うと、警察は自分をおびやかす存在であるという価値観を生む。 他の子のいたずらの跡をみて「誰がこんないけないことをしたんだろうね」と言うと、悪い子は指摘するべきという価値観を生む。

「よだれがついちゃって、汚いね」と言ったら、パパちゃんに薬を飲ませてくれるのをやめてしまった。別に、汚いものでも何でもないのにね。

といいつつ、そんな小さな価値観形成は、前にこのブログに書いた「生まれてきてくれてありがとう」の大きな愛情で飲み込むことができるんじゃないかとも思いますが。

子どもが教えてくれることってたくさんある。子どもは先生。これからも、娘ちゃん観察を続けていこうと思いました。

おしまい。