プライド高い系デザイナーとは、付き合うべきかどうか?
どうも、感情と体験を哲学する男ミズノケイスケです(、`)ノ
世の中を見渡してみると、「プライド高い系デザイナー」というタイプの人が存在していることが確認できます。
プライド高い系デザイナーとは
ウェブ集客のコンサルティングの現場で、クライアントさんと話していたときの話です。
そのクライアントさんのホームページを見せてもらうと、どうにもよろしくない点がある。SEOの観点で、非常にもったいない。このホームページをつくっている人は、おそらくSEO的な知識が欠けているのだろう。
ということで、クライアントさんに、
「これこれこういう理由で、この点を改善したほうがいいですね。デザイナーさんにお伝えいただけます?」
すると、そのクライアントさんの一言にビックリ!
「いやあ、彼(そのデザイナーさん)、プライドが高いから、いいづらいんですよねえ・・」←!
もうひとつ別の話。
これもあるクライアントさんとお話をしていたときのこと。
そのクライアントさんのホームページのデザインが若干あか抜けない感じで、サービスの良さが十分に伝わりづらいなと思い、ひとつ提案をしたんです。
「これじゃあ○○さん(クライアントさん)の良さが伝わらないですよ。料金はいらないので、ぼくにこのページをつくらせてもらえませんか?」
と。
「ぜひお願いします!」とのことだったので、「では、今の業者さんに、ぼくがホームページの中身をいじれるように、お伝えいただけませんか?」
すると、そのお返事にまたまたビックリ!
「え、それは言えないです・・。彼(そのホームページ制作業者さん)のプライドを傷つけてしまいそうで」←!
世のクライアントさんは、プライド高い系デザイナーに遠慮をしている!?
このふたつの事例から推察するに、お金を支払って制作を依頼する側のクライアントが、デザイナーに遠慮をしているという構図が浮かび上がってきます。
そうやって考えてみると、ぼくが担当するオカビズでの相談のときにも(わたくし、月に40件ほどウェブ運用に関する相談を担当しています)、「ホームページ業者さんとのやりとりがうまくいかなくて、ストレスなんです(泣)」なんていう声をよく耳にします。
実際、ぼくが知らないところでは、どうなのでしょう。アンケートでもとりたい気分です。
プライド高い系デザイナーはどのくらい生息しているのか?
今回、ふたつの事例を紹介しましたが、このプライド高い系デザイナーは、どのくらいいるのでしょうか。
これはもう、個人的な肌感覚になってしまいますが、わたくしミズノが考えるに、プライド高い系デザイナーはかなり多いと思っています。
なぜかというと、そもそもクリエイティブな仕事を志すという時点で、オレオレ気質が強いから。
これ、メンタリングのセッションなんかを行なっていく中で感じたことですが、自分のものづくりへのこだわりが強いからこそ、自分の満足いくものづくりをしたいと思い、クリエイターになる的な。
じゃあミズノ、よ、お前はどうなのだ?
さて、デザイナーのはしくれである、わたくしミズノはどうなのか!?
わりと柔軟に、クライアントの要望に合わせるタイプだ、というのが自己評価なのですが・・・
こればっかりは、自分が思う評価と、他人からの評価は違いますのでね^^;
ひとつ言えることとして、ミズノは「そもそも自分自身をも、うたがう視点を持っている」というタイプのデザイナーです。
つまり、自分の意見、自分の感覚、自分のつくるものを絶対視しない、という視点です。
自分に自信がないわけじゃないんですけどね。世界には陰と陽、2面性があるので絶対的なものはないという価値観があるので、自分をうたがった上で判断するという。
と、そんな前置きをいれつつも、結局は「自分のいいと思ったものがつくりたい、プライド高い系、オレオレデザイナー」なのだと思います。(←どっちやねん!)
実力がないデザイナーほど、プライドを振りかざす傾向がある
ただ、ひとつ、これはあるなと思うこととして、実力がないデザイナーほど「それはできません」とか「それはデザイン的にあーだこーだで」と、クライアントからの要望を受け入れない傾向があるように思います。
昔の人が、「弱い犬ほどよく吠える」と言ったようですが、自分の実力のなさを隠そうとする、防衛本能なのかもしれませんね。
結論。もろもろを踏まえて、プライド高い系デザイナーとは、付き合うべきかどうか?
途中、脱線もはさみつつ、プライド高い系デザイナーについて持論を展開してきましたが、結局、プライド高い系デザイナーとは、付き合うべきか、どうなのでしょうか。
世のデザイナーの多くは(ここは筆者の肌感覚であるため、議論の余地はありますが)、プライド高い系オレオレデザイナーだとすると、「付き合っていくしかない」というのが結論になります。
なのです、が!
ひとつキーワードになるのが、相性。
デザイナーとクライアントの「オレオレ感」が一致していれば、どちらもストレスを感じることなく仕事が進むと思うんです。
家づくりの業界には、「理想の家を手にいれるには、依頼先を決めるところまでで8割りが決まる」という言葉があるようですが、デザインやクリエイティブなことでも、同じことが言えそうです。
ですので、現状、ホームページやデザインを業者に依頼している方は、「業者さんと自分との相性」「業者さんが提案するデザインが、自分に合っているかどうか」をチェックしていただくとよいかと思います。
「なにか違うかも・・」と感じた方は、別の業者さんを探したほうが、お互いにとってハッピーになることと思います。
ちなみに、わたくしミズノも例外にもれず、相性のよいクライアントさんには力が発揮できるけど、相性が合わなければ、お互いに不幸な結果になってしまうでしょう。
ですので、ぼくの感性にピン!ときた方は、ぜひ一度お話をしましょう(^^)v