誰かと共鳴していたい。それは人間の根本的な欲求?
人というのは、共通点でつながる生き物のようで。
野球好きは野球好きと。贔屓のテームが同じならなおのこと。キャンプ好き、ももクロ好き、俳句愛好家、いまでもタバコを吸う愛煙家は集まって世間話ししてる。
誰かと会って、無意識に共通点を探して、例えば同郷だったりすると、それだけで身近に感じて話がはずむ。
共鳴という言葉があって。
ギターの下から5弦目はAの音。音叉を鳴らして綺麗に共鳴し合えば調弦完了。
同じ周波数帯同士が響き合って、音を増幅させる。
共鳴って、人間の根本的な欲求なの?
共通点を探して、見つけて、それで共鳴し合って。理由はないけど、うれしい。理由のないうれしさは、古代から伝わる根源的な喜びなのかも。
最近、思考の共鳴なんてことを考える。
同じ周波数をもつ思考回路の人と話をしていると、お互いの話が響き合って、喜びを感じることがある。
両者の思考が、会話のキャッチボールという作用で、共鳴し合っている感覚。
そんな時間を、たくさん持ちたいと思うのです。きっと、いいものができるはずだから。
コンサートホールでは、アーティストが鳴らした歌を中心に、何万人もの観客が共鳴している。