かたちのないものを売る時代には、まず商品の定義が必要な件
最近、こんな経験をしました。
立て続けにふたつほど。
仕事の打ち合わせの中で、
「どんなことに困っているんですか?」
そして、
「僕は、何を提供すればいいんでしょうね?」
こんなやりとりです。
冷静に考えれば、少し滑稽な話だと思うんです。
たぶん、昔であれば、
ある目に見える商品を前提に
商談がはじまると思うんです。
でも今は、「かたちのない価値」が商品になっているので、
まず、それがどんなものなのかを定義しなくちゃなりません。
もちろん、仕事がはじまるのだから、
大枠は、なんとなくはわかっているのだけれど。
お互いの意思を擦り合わせておかないと、
進行もちぐはぐなら、成果物も思ったものにたどり着きません。
無形の価値を提供する場合、
商品を定義する必要がある。
商品自体が、抽象的な概念であるから、
言葉で定義をする必要がある。
つまり、
あなたは何に困っていて何がほしいんですか?
わたしは何を提供すればいいのですか?
仕事をはじめるまえに、まず、
これらの質問に答えを出す必要があるのでしょう。