アイデンティティ水野の【ジブんデザいん】Blog〜人生のデザインの仕方

Life can be designed. 人生をデザインしようぜ!どうしようもなく生きづらい自分を、どうにかしようともがいていく中で見つけた、自分の人生を自分でデザインする方法論、とかとか。

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人の心を動かすには「経験」という名のエネルギーが必要。

ある日のオカビズの帰りに考えたこと。

僕らコンサルタントみたいな仕事は、自分の経験したことを売っている。むしろ、経験したことだけが商売道具になると言える。経験がなければ、言葉の重みがなくなってしまうから。

だから自分でやってみて、本当の意味で経験することが大事なんだと思う。まさに、それが経験値ってことで、レベルが上がれば強い敵とも戦える。

 

もっと広げてみると、教師や講師、カウンセラー、コーチ、何かを教える職業は全てそうなのかも。例えばスポーツ選手のコーチ、現役時代の自分の経験でもって、選手に伝えるのだから。

親だって、自分の経験の範囲で子どもを教育しているのだと思う。だから、経験値の低い親は、子どもの可能性を自分の価値観の枠内に閉じ込めて、子どもの可能性を次々と奪っているなんてことも。

 

もっと枠を広げてみる。例えばアーティスト。歌手や作家、映画監督、俳優・・、何かを生み出して人の心を動かそうという人は、自分の生々しい経験を切り売りしているのではないか。

言葉を伴わないダンスや絵だって、自分の経験した感情を、動きや色に込めて表現している。

だから、自分が経験した以上のことは表現できっこない。できたとしても、たぶん薄っぺらくて、誰の心も動かすことはできないんたろう。

 

目に見えない心の話だけれど、目に見える物質世界と同じように、力学が働いているのではないか。車を動かすのにガソリンというエネルギーが必要だというように、お風呂を沸かすのにガスというエネルギーが必要だというように。

人の心を動かすにはエネルギーが必要で、そのエネルギーというのは、経験が生み出す。

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