枠の中で守られていた会社員時代、枠が取り払われたフリーランス。
例えばの話ですけれど。
物理的な現実の空間以外に、自分の精神としての世界があったとして。
まあ、まあ。いいじゃないですか、例えばの話です。
目を閉じて、例えば自分が生きている精神の世界を想像してみたとします。
僕の場合、会社に勤めていた昨年の4月までは、会社という「枠」に守られていたように思います。
自分を一つの点でイメージしたならば、その周りに四角い枠が描かれている状態です。
その枠は、時にはわずらわしいものであり、でも、時には、自分を守ってくれるありがたい存在でした。
会社を辞めたことによって、その枠は見事に取っ払われ、自由な反面、風雨から守ってくれるものは存在しなくなりました。
枠のない世界は、サバイバル。
夏頃にはエネルギー切れの危機に直面しました。
それでも、なんとか持ちこたえ、寒くなり、冬が来て、年を越して、そして今日。
また、新たなる壁が現れました。
枠のない世界では、危険に隣り合わせであり、でも、その危険は可能性でもある。
一見は危険に見える道を選ぶこと、それも自分の責任であり、自分の選択。
その道にチャレンジし、乗り越えた時、僕には今までに見たことのない景色を見ているんじゃないかと、そんな希望を持っています。
枠のある世界では考えられない、危険と隣り合わせのチャンス。
今日、お会いしていた友人たちに背中を押されて、飛び込んで見ようと思っています。
枠のない世界のことは、枠から出てみなかったら気づきもしなかった。