コンサルティングとデザインの違いは「解」の提示と「問い」の提示かなと思った件
コンサルティングとデザインの違いってなんだろー。
わざわざ語るほどでもないような気もしますが。「鳥と魚を比べる」みたいなことするなよと言われそうですが。そして、おそらく、両者とも「勝手に土俵に上げるなよ」と言ってそうですが。
こういったことをついつい考えてしまうから仕方ない。僕が考えるコンサルティングとデザインの違いについて書いてみます。
答えを提示するのがコンサルティング、わからないところからはじめるのがデザイン
非常に感覚的な、ニュアンス的なものであるので、ロジカルに説明するのは難しいのですが、そんなふうに思いました。
両者ともアートとは異なる
両者の共通点はクライアントが存在することです。つまり、誰かのために知恵を出し、誰かを助ける仕事。これは、両者に共通することです。自分の内側から、自分のつくりたいものを表現するアーティストとは異なります。
答えを提示するのがコンサルティング
コンサルティング (consulting) とは、企業(まれに行政など公共機関)などのクライアントに対して、専門知識を活用するなどし、客観的に現状業務を観察して現象を認識、問題点を指摘し、原因を分析し、対策案を示して企業の発展を助ける業務を行うことである。 または、その業務そのものを指す。
なんとなく答えを提示してくれそうな雰囲気が漂います。僕のイメージ的なものでも、コンサルタントの人って、毅然な態度で方向性を指し示してくれそう。
わからないところからはじめるのがデザイン
《名・ス他》設計。図案。意匠。また、製品の機能や美的造形を考慮した意匠計画。
デザインの場合、「意匠」「見た目」的なニュアンスが含まれるのがややこしやなところなのですが。よく言われている「設計」や「問題解決」的な側面からすると、悩ましげな顔をしたデザイナーが、ウンウンうなりながら、課題を掘り進めていく様子が思い浮かびます。
デザイナーに求められるのは「問い」で、コンサルタントに求められるのは「解」ではないか?
はい、そんなことをふと感じたのです。ただ、「これが言いたいだけ」だったかもしれませんが(笑)