二重人格。ふたつの心。ロールパンナちゃんに共感するひと手を挙げて
アンパンマンミュージアムに行った時、壁一面にアンパンマンのキャラクターが描かれていて、そこにキャラクターの説明が添えられている一角がありました。
そんなのを眺めていて、アンパンマンに限らずキャラクターって個性が強くて、そのキャラ(特徴という意味での)が人間社会の縮図だなって思ったりします。
- アンパンマンは、優しくて正義感。
- ジャムおじさんは、ニコニコで包容力。
- カレーパンマンは、元気なお調子者。
- バタ子さんは、控えめでサポート役。
みたいに、こんな人、現実にもいるよね、みたいに。
それぞれのキャラクター説明をざっくりと読んでいく中で、僕が一番シンパシーを感じたのはロールパンナちゃん。
曰く、「よい こころと わるい こころを あわせもっていて、アンパンマンを たおそうとすることも ある」。
なんとなく、ミステリアスで悩めるキャラじゃない?たぶん、そこに惹かれたんだと思います。
で、ちょっと調べてみると出てくる出てくる。
ジャムおじさんは当初「メロンパンナのお友達に」と構想していたが、彼女の希望により「お姉ちゃん」として制作することになった。
しかし、制作過程でばいきんまんがばいきん草のエキスが混入したため、善と悪の二つの心を持つという宿命を背負って誕生してしまった。彼女の胸にある赤と青、二つのハートマークはその象徴である。また公式設定では悲劇のヒロインと言われている。
細かいところまで設定されているんだなーって、感心したり。
キャラソン(キャラクターソング)まであって、これまた、やなせたかしさんの作詞なんだそうで。
僕が、まっさきにロールパンナちゃんが気になったというのは、まさに自分の中で分裂している気がしていることに他ならなくて。自分が気になることは、そこに自分を知る手がかりがあるということですから。
果たして僕は、いつか一人の自分に戻ることができるのか!?
どうやら、占いによると43歳くらいから、ひとつの道を歩けるらしいのですが。まあ、ふたりの自分とうまく付き合いながら、楽しくやっていきたいなと思うのです、今は。