MOROHAの「恩学」に嫉妬していた昔の僕。

MOROHAの話題、昨日1回休んで3回目。
トヨロックでの生MOROHAはけっこう衝撃だった。

嫁さんにどうだった？って聞かれて、
「説教かと思った」がまず一言。

「フェスって楽しむものじゃん。でも、
　聞きたくないことだって言うよ」って。
そう、耳が痛かったんだー。

まだ本当のことから目をそらしている自分が、
恥ずかしかったんだー。

僕の解釈では、哲学をRAPに乗せて歌っている人。
しかもトラックはアコギ1本だものだから、
すごく守備範囲の狭い、ニッチなバンドなのだと思う。

ただ僕は好きだ。

はじめて聴いたのは数年前。
「恩学」って歌があって、今回もやってくれたのだけど。

RAP抜きで惚れてくれた彼女
じいちゃん　ばあちゃん　姉ちゃん　父ちゃん　母ちゃん
音楽より大切な人　音楽で幸せにしたい

友達はいいやつばっか　心配かけてすまんな
お陰で俺には音楽しかないって思ったことは一度もない

最後に握るのはマイク！　じゃなくて　人の手なんだ

スペシャルサンクスだけで国語辞典より厚くなっちまう
俺の女運　男運は最強　それだけは才能

リリックが空ででてきた。
やっぱ印象強いんだなー。

で、
「俺には音楽しかない」
って思っていた僕からしたら、
このハートフルでリア充なリリックに嫉妬するわけです。

この人は、自分にはない、人に対する強い気持ちを持っている。

その時は落ち込んだりもしたけれど、
今はそうでもない。

僕は、人を嫌い、憎むことからスタートしている。
それは事実で、でも、
他人を羨んで直視しなかったら、何もはじまらない。

ちゃんと認めて、それを少しずつ浄化してきている。
そんな僕だからこそ、語れることや、
心を動かすことのできる人がいるんじゃないかと。

そんなことを思いながら暮らす日々です。