原理と方法を知れば、未知のものにも対応できるんじゃないかって話。
ダイエット(増量)をはじめた関係で、最近腹筋をしています。といっても30回くらいのものですが。数を数えながら腹筋してたら、あ!と、ある着想を得ました。
原理と方法を知れば、未知のものにも対応できるんじゃないか?
いち、に、さん、し、ご、ろく・・・と数えながら腹筋します。
あっ!そう、例えばこんな数字。
「54933」ごまんよんせんきゅうひゃくさんじゅうさん。
たぶん、今までの人生で一度も発声したことないはず。(わかんないけど、たぶん)でも、僕には、この数字がどういうことかわかります。
「54932」の次、「54934」の前にある数字で、物体が「54933」個あったら相当な数だし、「54933」円だとしたら、だいたいこのくらいのものは買えるなーとか。
それがたとえ、「68541236」だったり「123456789123456789」だったりしても、今までに一度も発声したことなくても、一度も触れたことのない数字だったとしても、だいたいどんなものかは理解できます。これはつまり、数字というものの原理と方法を知っているからではないでしょうか?
数字というものは、1、2、3、とひとつずつ増えていって、9の次はひとつ位が上がって10になって、それで99の次は100になって・・・みたいに、数字の原理と扱い方の方法は小学校の算数で習います。だから、一度も目にしたことのない数字でも理解し使うことができます。
原理と方法とは?
「原理と方法」という考え方は、西條剛央さんが研究している「造構成主義」に登場します。
ちなみに、西條剛央さんを知ったのは、311の震災後、ほぼ日の「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のコンテンツを読んだから。その後、書籍も買って読みました。
「構造構成主義」について、僕の理解で語れることは全然ないのですが、自分にとってすごく惹かれる考え方だったというのが、その時の実感です。
構造構成主義というのは、ようするに何にでも通用する「原理」や「すべてにあてはまる共通の本質」を探り出す学問なんです。 引用元:西條剛央さんが洞窟で刀を研ぎ澄ましている - ほぼ日刊イトイ新聞
僕は、「何にでも通用する原理」や「すべてにあてはまる本質」、こういった部分に強く惹かれました。
※詳しくはほぼ日のコンテンツを読んでみてください。とっても面白いです。
学びは上位にいくほど抽象的になる。だから応用が利く。
どちらかというと、めんどくさがりで省エネ思考の僕は、あるセミナーでこんな言葉を聞いてから、抽象的で応用が聞く学びを追い求めるようになります。個別具体的で、形骸化しやすい学び。時代の変化、分野の違いに対応できない学び。そういったものは、応用が効かないから不便だと考えた訳ですね。
「抽象的で応用が聞く学び」と、「何にでも通用する原理」や「すべてにあてはまる本質」は共通する部分があります。未知のものにもある程度の類推で対応できる力、時代が変化しても形骸化せず使い続けられる力、ひとつの分野にとどまらず応用して使える力、こういったものを学んで行きたいなと、腹筋をしていて改めて思いました。